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医療現場をエクセルで便利に!

なぜエクセルか?

電子カルテは個人情報を扱うため、外部のネット環境とは接続されていない病院の方が多い。かといって、院内で数百台ある端末に、何かアプリケーションを導入するには、高額なライセンス料がかかる。そうなると、Windows PC には通常インストールされているエクセルを活用するしかない、という事になります。

エクセルは無料ですが、その関数とマクロを活用すると、とても便利に使うことが出来ます。

ここでは、エクセルの関数やマクロを使って、すこし仕事を効率化してくれるような物を紹介します。ご自由にダウンロードして使ってください。以下の様な物を上げています。私自身、特にプログラミングに詳しいわけではなく、書籍やネットで調べながら、必要なことだけ勉強している状況です。簡単な構文しか使っていません。

  • 当直表・あるいは ガントチャート
  • 受け持ち患者一覧表 富士通の電子カルテ用
  • かんたん検太くん 富士通用
  • かんたん検太くん NEC用
  • かんたん検太くん-DB 富士通用
  • かんたん検太くん-DB NEC用

かんたん検太くん は、内科後期研修医のレポート作成(検査結果の入力)や、学会発表のスライド作成(検査結果のページ作成)にかかる時間を劇的に減らしてくれます。

かんたん検太くん-DB は、データベースを簡単に作成することができます。例えば、学会発表などで、どれぐらいのデータ数を集めるでしょうか。超一流雑誌の研究なら数千ぐらい必要かもしれません。しかし! 通常の学会なら、数十~数百程度でも十分な発表ではないでしょうか。

かんたん検太くん は 商標登録済み です。他の誰かが有料化することは出来ませんので、安心してご利用ください。

1: 当直表・ガントチャート

■作成したきっかけ。:毎月作成するのに、エクセルで作れば、オートフィルで、少ない手数で作成できるにしても、曜日と日付を変更する必要があります。できれば、もっと簡単に自動で作れないかなと考えました。

■マクロ

■マクロの解説

 エクセルの中には、日付が通し番号(シリアル値)で認識するように出来ています。

 この表の中の、西暦(yyyy)、月(mm)、日付(dd)を、文字関数で全部つなげて yyyymmdd とします。こうなれば、シリアル値に換算できますので、エクセルで日付が確定します。

 日付が確定すると、当然曜日も決まりますので、この yyyymmdd から、曜日を決めることが出来ます。

 問題は、月によって、28日~31日 まであることです。不要なところ(というか本来存在しない日付)、例えば 2月30日 とか、9月31日はどうするか。それは心配無用です。そのような存在しない日にはシリアル値は設定されていませんので、エラーが出ます。なので、ここでは次のような工夫をしています。

・29-31日のところは、エラーが出た場合には、F という文字を入れる。

・曜日の欄に F が入っているところは、条件付き書式で黒塗りにする。

これにより、あり得ない日の当番を決めてしまうという間違いは起こらないようにしています。

2: 受け持ち患者 一覧表 富士通用

【想定する使用方法】

・日々の仕事の管理。

・回診

【使用方法】

・病棟患者一覧を表示させる。

・ファイル出力で一旦保存

・そのファイルを開き、内容をコピー

・受け持ち患者一覧表の、最初のシートに張る。

・[作成]ボタンを押す ⇒ 必要な項目のみ残して、右に余白のあるレイアウトの新しいシートを作成。新しいシートの名前は本日の日付 (yyyymmdd) になる。

これだけでも使えますが・・・右側の余白に患者さんのデータを入力することも出来ます。

・[印刷] ボタンを押す ⇒ 最寄りのプリンタから印刷。

・もし、前回のシートが残っていたら、

 [データ取り込み] ボタンを押す

 ⇒ 前回のシート(全てのシートでいうと、左から3番目)の、患者さんのデータの内容を、今回のシート(全てのシートでいうと左から2番目)のシートの余白に取り込んでくれます。

 この機能は、回診なら、先週から引き続き入院している方のメモ内容が自動で取り込まれる ので、便利です。患者さんのIDで、前回のシートの中に同じIDがあれば、メモの内容をコピーするようにしています。

・[クリア] ボタン ⇒ 内容をクリアします。

3: かんたん検太くん 富士通用

【自施設用にカスタマイズ】

 基本はVLOOKUP関数で、検査項目名を検索することにあります。その、検索するための項目の表示が、病院毎に違います。(例:クレアチニン クレアチニン Cre Cr など)これをカスタマイズするのは簡単です。●列を、貴施設での表示に変更するだけです。

 検査結果をファイル出力する。それを開いて、A列の内容を、かんたん検太くん の ●列 にコピペする。

【使用方法1:検査結果の入力】

・検査結果を ファイル出力 で一旦保存する。

・その検査結果の、A列とB列をコピーして、かんたん検太くん の A2セル(カーソルが自動でここに来ているはずです)を選択して ペースト する。(*)

・右側に、一覧が出ている。[ここをコピーペースト] と書いてある欄をコピーしてカルテに貼る。形式は、表 か 文字列 を選べるので、使いたい方を選ぶ。

【使用方法2:スライドの検査結果の作成】

 使用方法の (*) までは同じ。

 ●列~●列 を選んで コピー ⇒ パワーポイントにペースト ⇒ フォントの大きさなど、体裁を整える。

【使用方法3:おまけ】

 よく使う、Word、Power Point、電卓 を起動するボタンを作成してある。

4: かんたん検太くん NEC用

【自施設用にカスタマイズ】

 基本はVLOOKUP関数で、検査項目名を検索することにあります。その、検索するための項目の表示が、病院毎に違います。(例:クレアチニン クレアチニン Cre Cr など)これをカスタマイズするのは簡単です。●列を、貴施設での表示に変更するだけです。

 検査結果をファイル出力する。それを開いて、A列の内容を、かんたん検太くん の ●列 にコピペする。

【使用方法1:検査結果の入力】

・検査結果画面を ctlr+A、ctrl+C で全部コピー。

・かんたん検太くん の A2セル(カーソルが自動でここに来ているはずです)を選択して ペースト する。(*)

・右側に、一覧が出ている。[ここをコピーペースト] と書いてある欄をコピーしてカルテに貼る。形式は、表 か 文字列 を選べるので、使いたい方を選ぶ。

【使用方法2:スライドの検査結果の作成】

 使用方法の (*) までは同じ。

 ●列~●列 を選んで コピー ⇒ パワーポイントにペースト ⇒ フォントの大きさなど、体裁を整える。

【使用方法3:おまけ】

 よく使う、Word、Power Point、電卓 を起動するボタンを作成してある。

かんたん検太くん-DB

かんたん検太くん-DB は、データベースを簡単に作成することができます。例えば、学会発表などで、どれぐらいのデータ数を集めるでしょうか。超一流雑誌の研究なら数千ぐらい必要かもしれません。

 しかし、通常の学会なら、数十~数百程度でも十分な発表ではないでしょうか。

 さらに、これぐらいの規模の研究では、DWHなどのデータは多すぎて、むしろ不要な物を減らす仕事が必要ではないでしょうか。実際に必要なのは、「入院時」「手術前」や、なにかした前後の2回ぐらいではないでしょうか。そうであれば、かんたん検太くん-DB でも十分対応できます! まずはサンプルを使ってみてください。使える と思われたら、上記、かんたん検太くん と同様、貴施設用にカスタマイズすればOKです。

かんたん検太くん-DB 富士通用

かんたん検太くん-DB NEC用

参考図書

・エクセルについては、多数の書籍やネットの情報がでており、関数やマクロについてはそれらと、ヘルプ を参考にしました。

・かんたん検太くん-DB 富士通用 の作成にあたっては、以下の書籍を特に参照しました。


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