富士通バージョン:詳細


1:検査入力、スライド作成ツール

1 行目は項目名、2 行目以下が使用する領域となる。以下、

電子カルテの表示が「クレアチニン」で、結果が「2.5」、カルテ

には「Cr 2.5 mg/dL」と記載する場合を例に記載する。

・A 列:項目名をペーストする欄。

・B 列:値をペーストする欄。

・C 列:=IF($A$2=””,””,VLOOKUP(“クレアチニン”,

$A$2:$B$201, 2, FALSE)&””)

・D 列:表示したい項目名(例:Cr)を入力しておく欄

・E 列:=IF(ISERROR(C2)=TRUE,””,C2) (例: 2.5)

・F 列:表示させたい単位(例 mg/dL)を入力しておく欄

・G 列:結果を表示する欄。以下のようにして、D、E、F 列の文

字式を結合させることで、「項目名 数値 単位」 (例 Cr 2.5

mg/dL) が表示される。

=IF(E2=””,””,D2&” “&E2&” “&F2&” “)

・全結果の表示:=G2&G3&・・・&G201

・作業の自動化

クリア:A 列、B 列の内容をクリアし、最後にカーソルがA2 セ

ルに戻るマクロを、画面上のボタンに登録し、連続作業を可

能とした。

2:データベース作成ツールの作成

既に、複数の検査結果が、一つのフォルダー(新規フォルダー)にcsv ファイルとして保存してあるものとする。富士通の場合、csv ファイルのB1 セルに患者のID、D1 セルに氏名、B2セルに検査日が入っており、これらも検査結果と同様に、マクロで自動的に取得できる。以下の作業をマクロで自動化する。

マクロ一般に関してはエクセルのヘルプ、書籍、インターネット上の情報を利用した。しかし、以下の手順については主に参考文献1 に依った。1)

①csv ファイル名取得用の新規シート(名称:ファイル名)を

作成

②新規データベースを作るための、新規シート

(新規データベース)を作成

③csv ファイル名の一覧を、ファイル名シートに取得。

④取得したファイル名を順に開く。

⑤開いたcsv ファイルから、ID、氏名、検査日を、それぞれE2、E3、E4 列にコピーペースト。

⑥開いたcsv ファイルの、A 列、B 列を、かんたん検査入力のA 列、B 列にコピーペースト

④E 列の値をコピーし、「新規データベースシート」の最後列にペーストする。

⑤最後に、新しいシート(新規データベースタテヨコ)を作成。新規データベースの内容をコピーし、行列を入れ替えてペーストする。実際のマクロを図2 に示す。

・使用方法

① あらかじめ、データベースにしたい検査結果を、一つのフォルダー(「新規データベース」という名称にしておく)に保存しておく。

ファイル名が日本語でも可能であるが、その場合、データの順が50 音順にならずわかりにくい。

ファイル名の先頭に数字を振っておく(例: 01 トミダ)と数字の順番に取り込まれていくため、後から確認しやすい。その際、データ数が二桁の場合は、一桁の数字は、01,02・・・とする。(単に1 とすると、次は2 ではなく、10、11・・・となるため。

② データベース作成ボタンを押す。


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